2019年7月14日日曜日

声優のアイコ事件

事件発覚~逮捕まで


都内で相次いだ「声優のアイコ」と名乗る女による昏睡強盗事件。警視庁は、ひょう柄の帽子をかぶり、長い髪をいじるぶりっこなしぐさの、アヒル口の犯人の映像を公開し、行方を追っていた。

睡眠導入剤入りの酒を飲ませた相手から金品を奪ったとして、警視庁は、東京都杉並区の無職・K容疑者(30)を昏睡強盗容疑で逮捕した。

K容疑者は生物学的性別は女性で、性の自己意識が男性という性同一性障害(FTM)であった。自身のブログのプロフィル欄にも性別は男性と記していた。

数年ほど前までは、東京・新宿歌舞伎町のスポーツバーで働いていたというK容疑者。しかし、本当になりたかったのは役者だった。

お酒が好きで、飲み始めると、4、5時間は焼酎の水割りを飲んでいたというK容疑者。だが、ここ最近は無職で、飲み代にも困った様子で、生活保護費を受け取るため、杉並区内の福祉事務所に現れたところを逮捕された。住んでいたのは、6畳一間の家賃約5万円のアパート。

送検の際、報道陣を意識したのか、護送車の中でピースサインを作って笑ってみせたK容疑者。「声優のアイコ」による昏睡強盗は十数件に上り、警視庁は余罪を追及している。

人を昏睡させてお金を奪った罪は償わなくてはならない。 ブログを見ていると、辛かった過去もうかがわれ、少しかわいそうだとも感じた。 ただし、無関係の人をだましたり犯罪を行なうのは、やはりよくない。

懲役10年確定へ


K被告人は、「声優のアイコ」を名乗り睡眠薬を男性に飲ませて金品を奪ったとして、4件の昏睡(こんすい)強盗罪などに問われた。

弁護側は「被告人は多重人格者で、犯行時は別人格だった。刑事責任はない」と無罪を主張したが、1審東京地裁は「犯行時と(平常時の人格だったとされる)犯行以前で一貫性がある。別人格による行動として説明するのは困難だ」と指摘し、完全責任能力を認定。2審東京高裁も1審判決を支持した。

その後上告していたが、最高裁第3小法廷(岡部喜代子裁判長)は被告人側の上告を棄却する決定をした。懲役10年とした1、2審判決が確定した。