2019年8月18日日曜日

隙間時間に運転手副業

配車サービス「ウーバー」の物流版といえる個人配送が本格的に広がり始めた。スマートフォンのアプリを用い、空き時間に荷物を配る。大量の荷物を扱うアマゾンジャパンはこうした個人を活用した配送網の構築に乗り出した。

アマゾンジャパンは首都圏と愛知県の一部地域で、個人の運送事業者に宅配を委託する「アマゾンフレックス」を始めた。週50時間で月額40万~43万円を稼ぐことが可能。対象は貨物軽自動車運送事業の届け出をした軽貨物車(黒ナンバー)を持つ20歳以上の個人だ。受注から最短2時間で商品を届ける「プライムナウ」などの配送をする。土日や雨の日には報酬が増える。

宅配便最大手のヤマト運輸は2017年、運転手不足を理由に最大顧客だったアマゾンに3~4割の値上げを提示し、契約を大幅に縮小。当日配送から撤退した。アマゾンはその経験で中堅・中小の運送会社を束ね、独自の配送網を築いてきた。増え続ける宅配便をさばくには誰でも配達員になれる仕組みが欠かせない。副業解禁と運転手不足が日本の物流を変える可能性がある。